船の制服って

Suijobus1

2015年04月28日 12:42

今回は制服の話です。

前回の記事でも少しふれましたが、マリンイメージって、もちろん制服についてもあって、船=海の思い浮かべるイメージでのお客様目線が第一でどうなのか?ということを考えながら、当社の制服も選択採用しているのですが、結構いろんな面で大変です。まず当社の船員やスタッフの場合、少ない人員で全の業務をしなければならず、かなり運動量も多い作業がメインです、動きやすさを第一に、もちろん船ですので安全面にも配慮しなければなりません、かつ快適性もあって、前述のマリンのイメージでということもあり、現場の意見をいろいろ聞きながらようやく現在のスタイルに落ち着いたという経緯がございます。ここでは、なかなか伝わらないその苦労とうんちんくについて書かせていきたいと思います・・
まず船の場合、船の制服は紺色の金モールで外国客船の船長のイメージが強いのですが、実際の船でもあの制服って式典がメインで現実とはかけ離れてます。かつ当社のような小型の船では、あの制服自体がずれている感じもしますし、その姿で作業も含めて実施することも難しい。よって、当社の船員は写真のような基本的に略服と呼ばれる制服を着用していない間の当直や船内作業で使われる正式な制服を採用しております。もちろんここにもこだわりもあって、船の階級社会で命令系統がある部分はこれらは士官(船長や航海士、機関長、機関士)というところもあるので略服ながら金ボタンで肩章にはその職種と階級がわかるようにしてありますので、実際に来られたらそれを確認していただくのも面白いかと思います、4本は船長で色によって紫はエンジン担当の機関長になります。この肩章が新しいほど新米です(笑)

あと、当社の場合、陸上の安全管理を含めたスタッフは紺色の制服を着用しておりますが、これは船では事務を担当するメンバーが基本着用する略服を採用しております。ですのでこの制服を着ている社員は事務仕事がメインのメンバーとなります。
船の案内やお客様の誘導案内、船内の案内で着用している主に女性スタッフのメンバーが着用している制服ですが、これも一般の方には私服のイメージが強いととの意見もございますが、基本的にボーダーにワークパンツということになっていて、このボーダーは主にオーチバルというブランドを採用しておりますが、フランスの海軍の水夫の作業服からのメーカーということと、ワークパンツはdantonというブランドでフランスの水回りを扱うコックさんの作業服で売店作業や桟橋水回りの作業もあるのでこのワークパンツを採用しております。

いろんな船があって、派手さや奇抜さを求めるのも当初はあって今は笑い話にもなる当社の制服もありましたが、現在は一番長い間、この制服で現在続いております。
結局ながら、同じ服装でお客様に重要な判断をいただくのはもちろん個々の対応と身のこなし方が重要です。その根本を忘れずに今後もこだわりをもって考えていきたいと思います。